【男のスキンケアは自己投資】 Vol.2 汗と皮脂に負けない 爽快!気遣い? 一年中必要な男のボディケア

JOURNAL | 読みもの 2020.10.27 Facebook Twitter はてなブックマーク

Vol.2
汗と皮脂に負けない
爽快!気遣い?
一年中必要な
男のボディケア

顔と体は一枚皮で繋がっているのにボディケアは疎かになりがち……、なんて男性が多くいます。基本的に露出している顔と比べ、衣服で覆われて守られている体はあまりケアしなくても不快感や目立った荒れを感じにくいもの。しかし、本当にそれでよいのでしょうか? 今回はつい忘れがちなボディケアについて解説していきましょう。

<今回のポイント>

  • 1.スメルハラスメント対策は適切なボディケアから始まる
  • 2.洗いすぎず、体もきちんと保湿する習慣を早く身につける
  • 3.自分のためでもあるが、ボディケアは周囲への気遣い

■スメルハラスメント対策の近道、教えます

まるで亜熱帯という気候になってきた日本。高温多湿で夏はとにかく大量の汗をかき、さらに皮脂の分泌も盛んになります。なんといっても悪臭の元は、汗と皮脂。これらが皮膚の常在菌によって分解され、不快なニオイを放つのです。特に汗は衣服にも染みこんで酸っぱいニオイを放ちます。そばに寄られただけですぐにわかりますよね。これら悪臭の原因を適切に、効率よくオフすることが昨今、社会的な問題にまでなっている「スメルハラスメント」対策の近道なのです。

さて、基本的なボディケアは顔のケアと同じく「洗浄と保湿」です。男性の方でよく見受けられるのが、洗っていれば大丈夫という思い込み。それだけでは不十分なのです。そして、これまた多くの方が勘違いしているのが、ゴシゴシ洗いをしているという点。皮膚はあなたが思っているよりもデリケートで、力任せに洗っていると傷つきます。それをカバーするために角質が厚くなったり、乾燥を防ごうとかえって皮脂の過剰な分泌に繋がったりするというわけ。ですから、顔と同様に体も優しく丁寧に洗ってあげることが大事なのです。

ボディソープや石けんをふわふわに泡立てて、普段は手でなでるように洗うだけで十分です。強くこすって洗うと刺激になるので、ボディスクラブは週に1~2回にとどめましょう。手が届きにくい背中などは綿や麻の自然素材のタオルで軽くこするくらいに留めて。

■その体の洗い方、本当にあっていますか?

よく、「こすらないと洗った実感がない」「ゴシゴシこする方が気持ちいい」とおっしゃる人がいますが、それは体からのSOSのサインを見過ごしているのかも。

もしナイロン製の垢すりを使っているなら、それはすぐに捨てて。長年使用するとその強い刺激で色素沈着を起こすことがわかっています。ゴシゴシこすって気持ちがいいというのは、かゆみが出ている証拠。かゆみは痛みの最小単位のような位置づけで、何らかの原因があって起こっています。その多くは乾燥。洗いっぱなしで保湿をきちんとしていないと、かゆみが出てくるのです。それが顕著に現れるのが冬。スネなどがかゆくてたまらないという思いをされた男性も多いことでしょう。乾燥して荒れた肌は雑菌などが入りやすく、免疫が下がることも。このコロナ禍で、それはゆゆしき事態ですよね。

そして、働き盛りの20~50代の男性は、まだまだ皮脂の分泌も活発です。前述した汗に加えて、皮脂が常在菌に分解されると独特の悪臭を放ちます。30代に多く見られるジアセチルや、40~50代ではノネナールという物質が分泌されやすいことが知られています。「加齢臭」という、身も蓋もない名前がつけられてしまい、もはやオジサンの代名詞的にさえなってしまいました。でも、毎晩、優しく丁寧に洗っていればきちんとオフできますのでご安心あれ。

■体だって潤して欲しい。カンタン!男の保湿術

顔の保湿が通年、必要なように体もまた洗ったらその都度、保湿するのがベスト。どんなに優しく洗っても肌の大切な潤いは少なからず奪われてしまうからです。実は、体の保湿は、化粧水で潤いを補給し、その後に乳液やクリームなど油分の入ったアイテムでフタをするという顔のケアよりカンタン。洗い終わったら、タオルで軽く水気を取り(この時もゴシゴシこするのはNG)、ボディ用の保湿剤をサッと塗るだけ。夏は爽やかなジェル、冬はこっくりとしたミルクなど季節に合わせて塗布するアイテムを変えるのもひとつの方法。乾燥が激しい人はボディオイルを使ったり、ひざやひじなどパーツケアをしたい人はバームを使ったりしてもいいでしょう。とにかく、入浴後は保湿をすると体と脳に覚え込ませることが大切です。

ボディケアが必要なのは汗や皮脂の出やすい夏だけではありません。冬はなかなか洗えないジャケットやコートなどの重衣料を着る機会が増えます。これらに体臭が染みついてしまうとずっと悪臭を振りまく羽目に。外出先から帰ってきてコートを脱いだときに加齢臭がふわりと漂うなんて残念な状況は避けたいもの。また、重衣料や髪には部屋のニオイや生ゴミなどの「生活臭」が移ることもあります。スメルハラスメント対策は全方位的に気遣う必要があり、決して気の抜けないものになっているのです。

■自分が考えているよりも、深刻な問題をはらんでいる

さて、最近のお親御さんは子どもが赤ちゃんの時から入浴後に保湿をしっかりと行うことが多いそう。そんな子どもたちが大人になったとき、ボディケアしていない大人を見たらどう思うでしょうか?きっとケア意識の格差はこんなところから生まれてくるのでは。今、何もしていないという人でも若いうちは体が皮脂を分泌し、なんとか乾燥を防いで免疫の要である「肌のバリア機能」を維持しようとします。しかし、更年期になって男性ホルモンの量が低下してくると、その最後の頼みの皮脂も出にくくなるそう。たとえそうなっても潤いを補給するボディケアの習慣を早めにルーティン化している人なら安心。人生百年と言われるこの時代を健康に生きるための手段なのかもしれません。

自分よりむしろ周囲への被害が大きいニオイの問題。生まれ持っての体質で体臭が強い方もいらっしゃるでしょう。耳垢が湿っている、白いシャツを着ると脇の部分が黄色くなるなどがあれば、アポクリン腺が活発で脂質やタンパク質を含む汗が多く出ている証拠。信頼できる方に臭うかどうか相談して、ひどい場合は専門の医療機関に相談されるのがよいでしょう。そうで無い場合は、まず洗浄と保湿から始めて。顔のケアが自分のためであるならば、ボディケアは周囲への気遣い。そう、優しさの表れなのです。そんな風に考えてもあなたはまだ、ボディケアしませんか?

<今回のポイント>

  • 1.スメルハラスメント対策は適切なボディケアから始まる
  • 2.洗いすぎず、体もきちんと保湿する習慣を早く身につける
  • 3.自分のためでもあるが、ボディケアは周囲への気遣い
藤村 岳(ふじむら がく)
藤村 岳
ふじむら がく
男性美容研究家
1973年、東京生まれ。大学卒業後、植物関連の雑誌・書籍の編集を行い、ハーブやアロマテラピーの知識を得る。そんな中、男性が読む美容記事を、美容ライターという毎日ヒゲを剃らない女性が書くことに違和感を覚え、独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動中。総合情報サイト『All About』にて「メンズコスメ」のガイドも務めている。数々のテレビ番組やラジオなどの出演のほか、講演・イベント・コスメの監修やブランディングなども行う。

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