【男のスキンケアは自己投資】 Vol.5 何から始める? どこまでやる? メンズメイクの最適解

JOURNAL | 読みもの 2021.03.31 Facebook Twitter はてなブックマーク

Vol.5
何から始める?
どこまでやる?
メンズメイクの最適解

<今回のポイント>

  • 1.メイクの利点は即効性。一瞬で印象をチェンジ
  • 2.ひっそり練習をするなら今が最適!
  • 3.普段のスキンケアがメイクが映える肌づくりに

■あらゆる年代に対応しているメンズメイク市場

百貨店のプレステージブランドをはじめとして、バラエティショップなどに並ぶ中価格帯、果てはドラッグストアで気軽に試せるリーズナブルなラインからも出ているメンズ専用のメイクアイテム。特に“BBクリーム”はミリオンセラーをヒットしているものさえあります。コスメの分類としては、“ベースメイク”といい肌のトーンを整えたり、赤みや青ヒゲなどを隠すことのできる便利なアイテムです。

10~20代の若い層だけではなく、ミドルエイジ向けのブランドからもメイクものが発売されており、その利用者数はグングン増えています。女性用のファンデーションと遜色なく、その形状もリキッドやパウダーなど選び放題。今までは女性にだけ向けてアプローチしてきたブランドが今流行のジェンダーフリーの影響を受け、ユニセックスに使えるとアピールしているところも多数あります。

■メンズメイクはどこまでやるのが正解?

さて、そんな活気あるメンズメイクの現況ですが、一体、どこまで採り入れたらよいのでしょうか?

まずメイク初心者の男性が始めやすいのは、先述したベースメイクです。ニキビ跡やシミなどを塗るだけでカバーして肌のトーンを整えることができます。液体タイプのものはおでこや頬など顔に5点で乗せ、伸ばしていきます。コンパクトに入っているパウダータイプはパフやブラシで塗ります。どちらも気をつけるのは厚塗りしないこと。塗るときは内側から外側に向かって、やや引き上げるように均一に広げること。たくさんつけると厚ぼったくなり、いかにも「メイクしています」という不自然な仕上がりになるので、少なめにするのがコツ。

女性はいきなりファンデーションを塗るのではなく、化粧下地という素肌とファンデーションを馴染ませるものを仕込むことが多いもの。自分の肌の色に合わせてピンクやグリーンなど様々なものがあります。これらを使えると上級者ですが、難しければ初心者の男性は省いてもOK。まずは、ベースメイクに慣れることの方が重要です。経験がものをいうので、毎日、トライして自分のベストな量、塗り方を研究しましょう。ベースメイクを施してからオンライン会議に臨むと、その映り方の違いにきっと驚きますよ。

■目指す肌を具体的にイメージすることが大切

理想の肌、といってあなたは具体的にイメージがわいてきますか?今まで私がカウンセリングした方々を見ていると、おもしろいことに若い男性は韓流スターのように明るい肌色を目指し、中年以降の男性は少し日焼けしたような精悍な肌を目指す人が多いのです。

実は、ファンデーションなどベースメイク選びの難しさはこの色合わせ。その極意は頬ではなくフェイスラインに塗って、首と顔の色の差が少ないものを選ぶと自然に仕上がります。基本的に普段は首までファンデーションを塗りません。そこで顔と首の境目に塗って、違和感がないものを選ぶというわけ。女性には当たり前のことですが、男性はきっと知らないですよね。試すときは手や頬ではなくフェイスラインに塗ってみましょう。

どうしても顔全体に塗るのには抵抗があるという方は、“コンシーラー”という部分用ファンデーションがお勧めです。これは目の下のクマやポツンとできてしまった吹き出物、また夕方になると目立ってくる青ヒゲなどをピンポイントに隠すのに便利なアイテム。小さいものが多いので、ポーチに入れて携帯しておくといいですね。指先に少し取って、隠したい部位を中心にポンポンと軽く叩いてなじませます。その部分だけではなく周りもぼかすようにすると自然になじみます。

 

 

■眉や目周りを整えればマスク姿でも即、イケメンに

忘れてはならないのが、眉やまつげなどの目周り。特にコロナ禍でマスクが必須の状況では目の印象が顔全体、否、あなたのイメージとなるといっても過言ではありません。ここ数年のトレンドは“太眉”で、しっかりとした額縁を目の周りにつけるスタイルで、力強い印象を与えることができます。とはいえ、眉の形や生え方は千差万別。“似合う眉”も、“できる眉”もその人によって異なります。まずは、長すぎる眉毛は老けて見えるので、眉シェーバーでカットし、ブラシで毛流れを整えましょう。

そして眉毛が欠損している部分や眉自体は薄い場合は描き足します。その時使うのが“アイブロウペンシル”です。黒や茶色がありますが、失敗が少ないのがグレー。力を入れずにササッと描いて、指でポンポンと叩いてぼかす。この作業もベースメイクと同じで慣れが重要。いろいろ試して、理想の眉を追求して。もし、余裕があればまつげのエクステも目周りの印象をよくするのに有効。男性専用サロンもありますし、市販のアイテムを使ってもいいですね。

■中級者になったら陰影を計算して理想の骨格に

その他にもまぶたの上に色をつける“アイシャドウ”もあります。女性のものだけではなく、今やメンズにもあるんです。例えば、私が好んで使っているのはカーキ。ほんの少しだけまぶたの上に塗ると、目と眉の間にいい具合に影ができてグッと引っ込んで見えます。すると彫りの深い印象を演出することができるのです。それと同時に鼻筋に“ハイライト”という肌よりも明るい色をひと筋引きます。顔の中の高い部分に白い色を塗るとそこがより高く見えるのです。陰影を上手に操ると顔の印象を自分の思うままに操作できるのです。

私はヒゲをフェイスラインに沿って生やしていますが、これは黒という収縮色で縁取ることによってスッキリとした小顔に見せるため。モミアゲから繋がってヒゲを生やせる人は案外少ないので、誰にでもできる方法ではありません。しかし、少し濃いめの“フェイスカラー”をエラや頬骨の下にシャドウとして忍ばせれば、同じ効果が一瞬にして得られるのです!

メイクはまるで魔法。一瞬で印象を変えられ、自分の理想とする顔に近づけるといったら、男性でもメイクをする気持ちがわかりますよね。

■おうち時間がある今こそ、練習に最適

カラーメイクは昔ながらのイメージから男性にはまだほど遠いものと思われがちですが、そうではありません。二日酔い気味で青白い顔をしている時に、ベースを整えた上でほんの少し“チーク”を塗ってあげれば血色よく見えます。唇の色も同じで、血色をよくしたり、赤すぎる時は少し抑えたりと自在に操ることが可能です。

おうち時間が長くなり、直接人と会う時間が少なくなりました。「だったらメイクなんかしなくてもいいのでは?」と思いがちですが、そうではありません。むしろぶっつけ本番で臨まない、このひとり時間がメイクに慣れる最良のタイミングなんです。

さらに忘れてはいけないのが、メイクをきれいにするためには土台となるスキンケアが重要だということ。潤いを落としすぎない正しい洗顔、肌を育み荒れから守る十分な保湿、紫外線からのダメージを最小限に抑える日焼け止めを毎日きちんと行っていることが大前提。土壌がよくなければ花や作物が育たないように健康な素肌でなければ、どんなにテクがあってもメイクは結実しないのです。

■メンズメイクは男性の解放。その自由度を誇りに!

コミュニケーションが普段通りになった時、メイクを陰で練習していた男性とそうでない人の間に格差ができているかもしれません。乗り遅れないようにまずはメイク映えするスキンケアから始めてみても。

メイクはしたい人だけがすればよく、不要ならしなければいい自由な行為。女々しいなんて言う人は無視してください。えてして誹謗中傷をする人たちはあなたの行為がうらやましいだけということも。今まで「メイクは女性のもの」という常識を軽々と飛び越えて、新しい価値観へまっすぐ向かっていけるあなたのその自由さが羨ましくて仕方がないのです。

<今回のポイント>

  • 1.メイクの利点は即効性。一瞬で印象をチェンジ
  • 2.ひっそり練習をするなら今が最適!
  • 3.普段のスキンケアがメイクが映える肌づくりに
藤村 岳(ふじむら がく)
藤村 岳
ふじむら がく
男性美容研究家
1973年、東京生まれ。大学卒業後、植物関連の雑誌・書籍の編集を行い、ハーブやアロマテラピーの知識を得る。そんな中、男性が読む美容記事を、美容ライターという毎日ヒゲを剃らない女性が書くことに違和感を覚え、独立。シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動中。総合情報サイト『All About』にて「メンズコスメ」のガイドも務めている。数々のテレビ番組やラジオなどの出演のほか、講演・イベント・コスメの監修やブランディングなども行う。

メイクの土台となるスキンケア商品のご案内

 

うるおいを落としすぎずに優しく洗顔

ボタニカル
オイルコントロール&フェイスクレンザー

120g | 1,980 円(税込)

肌の皮脂を過度に取り過ぎない洗浄成分と汚れを吸着する天然の海泥クチャ(海シルト)を配合した「洗顔フォーム」。

汚れはすっきり洗い落とすのに、刺激が少なく、洗い上がりはつっぱらない。

うるおいを与え、肌荒れから守る化粧水

ボタニカル
ローション&アフターシェーブ

115ml | 2,200 円(税込)

植物エキスでできた『とろみローション』が、髭剃り後の肌の上で、優しくとろけるようになじみます。

美容液、乳液の効果もある1本3役のオールインワン化粧水。肌内部のうるおいを長時間キープし、外部の刺激から保護します。

紫外線ダメージから肌を守る日焼け止め

ボタニカル
オイルコントロール&UVブロック

50g | 2,475 円(税込)

テカリを抑え、汗に落ちない。国内最高スペックの日焼け止め。

SPF50+とPA++++の強力なUVカット効果。朝塗ることで、紫外線から肌を守りながら皮脂テカリを抑え、清潔肌を長時間キープ。汗や水にも安心のウォータープルーフ仕様。

 

 

クワトロボタニコ(QUATTRO BOTANICO)
「枯れない男の肌メンテ」をコンセプトにかかげる日本発のメンズ ボタニカルスキンケアブランド。「肌が変わることで、人は内面や人生までをも変えられる」という信条のもと、自己を高め続ける大人の男性の肌メンテンナンスをサポートするスキンケア製品を揃えています。ブランドの詳しい情報は、こちらから。

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