中浦 “JET” 章さんは、10代の頃からサーフィン日本代表として数々の世界選手権に出場してきたプロサーファーである。波のフェイスから飛び出す難度の高いライディングテクニック、“エアー”を日本でいち早く取り入れたパイオニア的な存在としてサーファーの間で知られている。「JET」の愛称もその技に由来する。

「15歳のとき、オーストラリアの世界選手権に出場したんですが、その当時は、僕が得意としているエアーは得点として認められていなくて、コーチたちからも『やめておけ』と。でも、僕はこの技が一番カッコいいと信じていたし、あるコーチが背中を押してくれたので、本番ではあえてエアーを連発しました。」

「最終的に敗退したんですが、翌日に地元の新聞が取り上げてくれたんです。それからオーストラリアなど、海外の選⼿や関係者から『JET』と呼ばれるようになりました。」

現在はプロサーファーの活動と並行して、映像やショートムービーを制作するクリエーターとして活動中。手がけるジャンルは五十嵐カノア氏をはじめとするプロサーファーのサーフィン映像から、大手サーフィンブランドやファッションブランドのプロモーション、⾷の動画や写真など多岐にわたる。

「プロサーファーとしてのトレーニングを続けながら、撮影で各地を飛び回る。そんな忙しい毎日をいっそう充実させるために、自己流のウェルネスライフを実践しています。」

たとえば、食事。

「基本的にグルテンフリー。1年半ほど前に始めたんですが、カラダのキレがよくなったり、頭が冴えたり、色々なメリットを感じています。」

朝は「ブレットコーヒー（写真左）」を飲むことが多いという。これはハワイのノースシェアのサーファーたちが考案し、プロサーファーの大野聖修さんやDef TechのMicroさんたちが日本に上陸させたという「サーフィンの前に飲むコーヒー」。

「MCTオイルや数種類のスーパーフード、グラスフェットバター、ココナッツオイルなどが入っていて、これ⼀杯で朝⾷に代わるエネルギーを摂取できるんです。そして仕事へ出かける朝は、妻が作ってくれたアサイーボウルを食べることも。いずれも僕のエナジーフードです。」

ちなみにノースショア仕込みのブレットコーヒーが飲めるのは、日本では、神奈川県の鎌倉市稲村ケ崎にある「サンライズシャック」（https://www.sunriseshackhawaii.jp/）のみ。中浦さんの奥様が経営しているこのカフェは、窓から鎌倉の海を一望できるロケーションも人気の理由だ。

30代を過ぎてからはスキンケアにも気を遣うようになった。

「あまり日焼けをしないように海に入るときは、必ず日焼け止めを使います。そして肌が乾燥しないよう保湿も念入りにやっています。」

これまで数々のスキンケア製品を使ってきた中浦さんに、クワトロボタニコのお気に入りアイテムについてうかがった。

「『ボタニカル パワーリフト＆ディープモイスト』は、軽いみずみずしいつけ心地が気に入っています。クリームを塗った後も、べたつかず、塗ってしばらく経っても肌が潤いますね。」

⽇焼け⽌めの「ボタニカル オイルコントロール＆UVブロック」は、2週間にわたる夏の沖縄ロケでも使⽤した。

「今まで色々な日焼け止めを使ってきましたが、これはつけ心地が軽く、肌が白っぽくならないのがいいんです。そして水や汗でも落ちにくいので、サーフィンにも重宝します。」

「自分にとってのスキンケアは、ずっと若々しくいるため、というよりも、自分が好きな自分でいるための手段です。清潔感があって、スマートであることを常に意識しています。仕事でお会いする⽅にも好印象を与えたいですから。」

ファッションもそう。いかにもサーファーな格好ではなく、ネイビーや黒のシンプルなウェアを好む。

自分磨きに手を抜かない中浦さんの容姿は、海でも街でもスタイリッシュに映る。