Vol.10
男性にも絶対、必要!
“ボディケア”は乾燥対策だけではなく、
ニオイ対策にもなるんです
乾燥の季節に必要なケアとは?
みなさん、こんにちは。男性美容研究家の藤村岳です。まだまだ寒い時期が続きますね。日本の冬は豪雪地帯を除けば、基本的に乾燥します。たとえ外が雨や雪で湿っている場合でも部屋の中は乾燥するので暖房とともに加湿機を使っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
室内の湿度は50%くらいがちょうどいいとか。それ以下だと、乾燥気味ですし、それ以上だとカビが生えるんだそう。湿度の調整は難しいですよね。ボクも気にしてはいるのですが、つい加湿機の表示に任せきり。リモートワークで在宅することが多く、きちんとした湿度計を導入しようかな、なんて考えているところです。 さて、乾燥はもちろん肌にも影響します。このコラムを読んでくださっている美容賢者の皆さんなら、フェイスケアはきっと完璧でしょう。前回、フェイスクリームの有用性についてお話ししましたが、油分のある保湿剤で肌をラップすることはとても大切です。
では、ボディにもそれが行えていますか? 言うまでもなく、顔と体は一枚皮で繋がっています。どこかに切れ目があって、分断されているなんて方、いませんよね?
ということは、やはりボディにも保湿は必要なわけです。ただし、基本的に常に露出している顔に比べて、体は衣服に覆われているので外界からの刺激に対して守りは厚いわけ。そこが顔とは異なる点でしょう。
機能性衣料の落とし穴⁉ 下着と保湿の関係
さて、最近は汗を利用して発熱する機能性衣料を肌着として着用している人が多いですよね。これを用いると天然のコットン100%の肌着よりも乾燥する実感があります。とはいえ、便利なものは使えばいいですし、否定するつもりはありません。実際にボクも使っています。日頃のお手入れもラクですしね。
しかし、保湿や刺激性という観点からだと下着はコットンやシルクなどの天然素材が望ましい。特にシルクは美肌にも有効ですし。ただ、価格やケアのことを考えると、二の足を踏んでしまうという方もいるでしょう。これらの特性をわかった上で、上手に、そして自分なりに選択するのがいいと思います。
何を選ぶにせよ、普段のボディケアがやはり必要です。特に30代を過ぎると乾燥する季節にスネや背中などにかゆみを訴える男性が増えています。これは年齢に限ったことではなく、昔からあったことだと思います。ただそれに男性たちが気づいていなかったということではないでしょうか?
今こそ気づきの時! さあ、ボディケアを始めよう
昔ながらの「男が風呂上りにボディケアなんて……」という思い込みが、そういう気づきを封殺していたのかもしれません。不快なことであっても、見て見ぬ振りをしていたとか、そんな感じ。でも、近年、自分の体や気持ちにフォーカスして、それらをジェンダーバイアスに囚われず正直に表明してもよい雰囲気になってきました。とてもよいことだと思います。
あ、話が逸れましたが、言いたいのはボディケアは男性にも必須ですということ。具体的なやり方は風呂上りに保湿剤を塗るだけ。顔のように化粧水、美容液に、パーツケアに、クリーム……と段階を踏んでももちろんいいですが、それらを飛ばしていきなりクリームだけでもOK。衣服で守られているぶん、すこしズボラケアでも大丈夫なんです。こう聞くと、「やってみてもいいかな?」と思いませんか?? ハードル、下がったでしょう???
実は、カンタン。ボディケアはシンプルに
塗り方は顔ほどうるさくない。でも、できるなら手足の先端から心臓に向かって塗るといいかも。エステのセラピストは、巡りをよくするためにそのようにします。まあ、入浴後なら巡りはいいので、そこまで気にしなくてもいいです。
むしろ気をつけたいのは洗い方。男性はとかくゴシゴシこすって、垢を落とすことにやっきになっていまいますが、それはNGです。普段はボディソープをたっぷり泡立てて、手で撫でるように洗います。そして週に1~2度、スクラブやボディタオルを使って優しく余分な角質を取るだけでじゅうぶんです。こすり過ぎると乾燥が進むだけではなく、色素沈着を起こして黒ずむこともありますよ。
何度も申し上げているように、皮膚は免疫器官。外界からの細菌やウイルスの侵入を防ぎ、体内の大事な水分を外に逃がさないようにしてくれています。一年を通して、乾燥という刺激から守ってくれるのがスキンケアなんです。ということは、寒空の下で乾布摩擦なんてもってのほか。あれで皮膚が鍛えられるなんてことはなく、単なる精神論です。昔はウサギ跳びが足腰を強くするなどと言われていましたが、今のスポーツ科学ではむしろ悪影響があるとすっかり否定されていますよね。あれと同じです。
最も大切なのは、生活に根付かせること
大事なことは、ルーティンとして組み込むこと。1年中、毎日やりましょう。冬は伸びがよく、リッチな質感のボディクリームを、乾燥がひどい人はボディオイルでマッサージしながらもいい。春・秋はほどよい乳液タイプが◎、汗ばむ夏はひんやりジェルなど質感違いで選ぶのもいいし、お気に入りのものがあればそれをずっと使い続けるのでもいいです。ケアは義務ではなく、楽しんでやること。嗜好性を優先させて構いません。香りやパッケージ、ブランドで選ぶのだって立派なモチベーションなのですから。
かゆみなど不快に感じる冬だけやるのではなく生活に落とし込んでしまいましょう。ハミガキをするのに汚れたときだけなんてこと、ほとんどないですよね。朝晩、しっかり磨くことが大事なわけで。なんといってもボディケアは基本的に1日1回で済むんですから! そして、空気がカサつかない季節でも、潤わせることで気持ちがいいし、肌の体力が上がることを実感できるはずです。実は、夏もエアコンで肌は乾燥気味なんですよ。
体を保湿することで、体臭予防にも繋がる
間違ったボディケア意識のまま何もせず乾燥が進むと、身体は外からの潤いの補給がなければせめて皮脂だけでも過剰に分泌して守ろうとします。それに先回りするのがスキンケア。これをしないで皮脂が多く出ると、表面はベタつき、毛穴に皮脂や汚れが詰まって吹き出物になったり、汗と混じって肌の常在菌に分解されて悪臭を放ったり、という最悪なことにも。体臭予防にもなるとわかれば、ボディケアをサボってはいられません。ただでさえ男性は、女性に比べて汗や皮脂の分泌が活発。冬だけでなく、1年中、ボディケアが必要なのはこういう理由です。
スメルハラスメントの原因にならないためにも毎日のボディケアをなるべく早く習慣化しましょう。
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